関西中華思想


大阪で生まれ育った私は、いつの間にか
「東京よりも関西・大阪の方が優れている」
「関西は日本の文化の中心に位置している」
という考えが刷り込まれていました。


関西ローカル局では、東京VS関西の特集だけでトーク
1時間くらい引っ張れるくらいのネタのようで、視聴者も
その掛け合いを面白可笑しく楽しむものでした。
多分、他県出身の人が見たら、気分が悪かった番組だと思います。。。


大学時代に、「東京の人は、関西なんか意識してない、関西人特有の
うがった考えだ」、と他県出身者に教えられてから、
私の関西中華思想は崩れ始めました。
最近では、「関西中華思想」なんて、恥ずかしいことやってたなぁ、
と思うこともあります。


一方、岡山は控えめなことを美徳とするのか、
なんだか関西とは違った雰囲気・・・。
みんな岡山のことが大好きなのに、あまり自慢しない。。。


行政は、「燃えろ岡山」と言ってみたり、
道州制のあかつきには、中四国州の州都を岡山に、なんて
言っているのですが、全然盛り上がりません。


「関西中華思想」に対抗して、「吉備中華思想」があってもいいのかな、
と思ったのですが、岡山の人には似合わないように思ってきました。


そこで提案したいのが、新しい「価値観の創造」
これまでは、大きいことは良いことだ、のオンパレードでした。
高層ビル、巨大ショッピングセンター、広い道路、地下鉄。。。
でも、日本のどこを探しても、住みよい都市って
どこも無いような気がします。


岡山が目指すのは、人口増加、市域の拡大では無く、
「コンパクトな職住近接シティ」「小さな街で便利に暮らす」
というは、どうでしょうか?


そうすれば自然と、大都市への憧れという幻想も
消えていくような気がします。
岡山の人の、控えめだけど、自分のことが大好きという
雰囲気にもあっていると思うのですが。


早く行政も気づいてくれないかなぁ。