西大寺鉄道(1)


岡山の路面電車は、全長4.7kmと路線の短い路面電車なので、ネタが尽きて
しまいました。自分の筆力の無さを痛感しています。今週から気持ち新たに
西大寺鉄道」という鉄道をご紹介させていただきます。
ちなみに、西大寺鉄道は、今の岡山にはもうありません。廃止されてしまった
鉄道です。


関西人の私が「西大寺」と聞くと、奈良にある近鉄電車の「大和西大寺」駅
を思い浮かべるのですが、岡山の人にとっての「西大寺」は、岡山市東部に
ある西大寺地区を指します。ここは昭和44年に岡山市と合併するまで
西大寺市と呼ばれていました。


関西弁読みだと、「さいだいじ」の「だ」の部分にアクセントがつくのですが、
こちらでは、標準語読みの、「さ」にアクセントがつく言い方で呼ばれています。
私は岡山に来た当初、「だ」にアクセントをつけてしまい、話が通じなくなる
ことがよくありました。。。


ここには、西大寺観音院があり、毎年2月に日本三大奇祭の一つと岡山では言われる
「はだか祭り」が開催されます。「はだか祭り」と聞くと、私には、愛知県稲沢市
国府宮(こうのみや)の「はだか祭り」のイメージしか無かったので、岡山に来た
当初はびっくりでした。


そんな西大寺地区と岡山市内を結ぶ鉄道は、現在赤穂線が走っています。
しかし、赤穂線が開通する前に、「西大寺鉄道」という小さな鉄道がありました。
来週から、何回かに渡ってお話していきます。