長島愛生園と邑久光明園
瀬戸内市邑久町の長島には、長島愛生園と邑久光明園という
ハンセン病の療養施設があります。
ハンセン病はとっくに治る病気であったにもかかわらず、
「らい予防法」という法律が廃止されたのは、
1996年になってからでした。
「らい予防法」が廃止されても、元患者さんたちは、
未だ療養所での暮らしを余儀なくされています。
ハンセン病の療養所は、病院としての機能を持ち合わせているため、
私は前職で、この療養所に年数回訪れていました。
印象に残っているのは、療養所の駐車場から見る、
瀬戸内海の美しい景色です。
療養所の悲しい歴史と対照的な、あまりにも美しい景色に、
なんとも言えない気分になってました。。。
今、療養所は、元患者さんがご高齢(平均81歳だそうです)になられる中、
今後の方針が全く決まっていません。
ぜひ、機会がありましたら、長島に訪れてみてください。
療養所には、歴史館が併設(要予約)されています。