瀬戸大橋線は愛称!?


瀬戸大橋が開通して、今年で21年。



新幹線が岡山に到着するとき、乗り換え案内の中に「瀬戸大橋線」と
出てきますが、「瀬戸大橋線」はあくまでも愛称であって、
なんと、正式名称の中に「瀬戸大橋線」という名称は、ありません。


岡山駅から南に伸びている線路は、宇高連絡船が発着していた
宇野駅とを結ぶ「宇野線」です。
瀬戸大橋が開通した今も、正式名称は、「宇野線」のままです。


では、瀬戸大橋が完成したと同時に開通した、茶屋町と宇多津(坂出)を
結ぶ線路が、「瀬戸大橋線」かと言うとそうでは無く、
この線路の正式名称は、「本四備讃線(ほんしびさんせん)」と言います。


本州と四国、備中と讃岐を結ぶので、このようにつけられたと思うのですが、
開通したときから、「瀬戸大橋線」と愛称で呼ばれていたため、
地元でも、ほとんどの人がこの路線の正式名称を知りません。


現在、宇野線のうち岡山〜茶屋町は「瀬戸大橋線」、茶屋町〜宇野は「宇野線
と一般的に認識・案内されているようなので、弊社では、物件資料の最寄り駅案内も
これに習っています。
しかし、歴史的経緯があるとは言え、同じ路線に2つの名前があるのは、
ややこしいですね。


同じ時期に開通した、青函トンネルは「津軽海峡線」と比較的認知されている
路線名なのに対して、「本四備讃線」は、ほぼ忘れ去られているのも、
面白いですね。