岡山のテレビ(1)

 おかやま見聞録では、大阪出身の私”イマナカ”が5年前に岡山に
来てびっくりしたこと、面白いな、と思ったことを中心に書いていく、
情報系エッセイです。


<イマナカの略歴>
 1979年大阪府生まれ
      大阪府河内長野市で育つ
 2002年メーカー就職後、7月に岡山赴任
      約4年間、岡山県南東、南西部を車でくまなく営業する
 2007年(有)balplan入社 主にECO不動産のHPづくりを行う


岡山のテレビ(1)


 2002年、大学を卒業した私はとあるメーカーに就職しました。
当時は就職氷河期と言われた時代でした。
 自分でも営業向きでは無いなぁと思いながらも、文系学部を出ると、
特別な資格が無い限り、営業職しか採用が無いような世の中でした。


 それでも、私は営業とは言え、就職が決まっただけ幸せな方だった
と思います。就職した会社は、3ヶ月間の集合研修があったので、23
年間慣れ親しんだ大阪を離れ、4月から神奈川県川崎市にある会社
の研修施設に移動しました。


 全国転勤の会社なので、どこに赴任するかは、7月まで分かりませ
んでした。まわりの同期は、やれ東京や、地元やと叫んでいましたが、
私はどこでもいいかなぁと何も考えていませんでした。


 どこでもいい、とは思っていたものの、そういえば去年から九州の
大分で勤めはじめた先輩が、「大分には日本テレビ系列のテレビ局が
無いので、火曜サスペンス劇場が映らない」と嘆いていたことを思い
出しました。


 あっ、そうだ!これだけボーダレスな世の中なのに、テレビのチャン
ネル数は依然として地域格差があるんだった…。


 テレビ東京系列は、関西でも大阪府内でしか視聴できなかったので
、それは諦めていたのですが、実際、見られないテレビが出てくるかも
しれない、という事実には、驚きを隠し得ませんでした。。。


 そんな不安も織り交ぜながら、7月に赴任発表の日・・・。私が言わ
れた赴任地は、「岡山」だったのです。


 おかやま!?確かに大阪には近いけれど、何度か行ったことあった
けれど、親戚いないし、これからどうなるの…!そのときは、テレビの
チャンネル数など頭から飛んでいたのです。


<つづく>